人生八十年と申しますが、住宅も年輪を重ねていきます。
手入れの行き届いた木造住宅は、歳月を経ても端然と建ち続け、気品さえ感じられます。
古民家のもつ簡潔で実直な美しさと機能を現代に生かし「品のある」家づくりをいたします。

再生する時に大切なことは、人が「毎日生活する」のだという視点です。ここをおろそかにすると博物館もどきの建物になってしまいます。
毎日の生活にとって「居心地の良さ」には十分な心配りが必要です。なかでもキッチン、浴室、トイレなどの水まわりはとくにデリケートなところ。
使いやすく、疲れず、汚れが溜まらないような工夫とデザインがとても大切です。